延喜式神名帳に記載された神社、および現代におけるその論社を「延喜式の内に記載された神社」の意味で延喜式内社、
または単に式内社(しきないしゃ)、式社(しきしゃ)といい、一種の社格となっている。
本来「神名帳」とは、古代律令制における神祇官が作成した官社の一覧表を指し、官社帳ともいう。
国・郡別に神社が羅列され、官幣・国幣の別、大社・小社の別と座数、幣帛を受ける祭祀の別を明記するのみで、
各式内社の祭神名や由緒などの記載はない。延喜式神名帳とは、延喜式の成立当時の神名帳を掲載したものである。
延喜式神名帳に記載された神社(式内社)は全国で2861社であり、そこに鎮座する神の数は3132座である。
式内社は、延喜式が成立した10世紀初頭には朝廷から官社として認識されていた神社であり、
その選定の背景には政治色が強くみえる。
当時すでに存在したが延喜式神名帳に記載がない神社を式外社(しきげしゃ)という。
式外社には、朝廷の勢力範囲外の神社や、独自の勢力を持った神社(熊野那智大社など)
また、神仏習合により仏を祀る寺とされた神社、僧侶が管理した神社(石清水八幡宮など)、
正式な社殿がなかった神社などが含まれる。
式外社だが六国史に記載がある神社を特に国史現在社(国史見在社とも)と呼ぶ(広義には式内社も含む)
(Wikipediaより)
(※=マウスポインターを画像上に置いて下さい)